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新品 :34815392276 中古 :348153922761 |
メーカー | 絵画 | 発売日 | 2025/02/04 08:45 | 定価 | 22407円 | ||
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平成19年2月3日(土)、夜中の1時半に自宅を出発して、同日4時半に大宰府に着きました。その間、立春の月がものの見事に照り輝き、月を友として東名高速をひた走りました。この大宰府跡は、現在公園として市民の憩いの場所となっていますが、南大門や回廊等大きな建造物の礎石が規則正しく並んでおり、当時の繁栄を偲ぶことができます。 ちょうど梅の開花し始める時期で、紅梅が先に咲いていました。翌日4日(日)は一日中風もなく穏やかで、ゆっくりと大宰府のスケッチをしました。
芭蕉に成り代わった俊愚の句「若草や 礎石に浮かぶ 歌の影」、
「梅の香や 遠(とう)の朝廷(みかど)の かぐわしき」
昔万葉の頃に、大友旅人と山上憶良が筑紫歌壇ともいうべき天平の文化を築きあげました。大宰府の礎石を見ていると、その頃の歌人の姿が目に浮かんできます。また、漸くたどり着いた大宰府跡に咲く梅の香りをかいでいると、遠い昔の大宰府「遠の朝廷」の繁栄ぶりを思い起こさせます。